国内レポート




2013年のスタンド・アップの結果を外務大臣政務官へ報告

スタンド・アップ テイク・アクション2013の参加者を代表して、3人の参加者が外務省の石原宏高外務大臣政務官に活動報告をし、今年のスタンド・アップの結果と、「より良い世界をつくるためのスローガン」応募作品一覧を手渡しました。

写真左から、石原外務大臣政務官
スタンド・アップ参加者代表の西田真帆さんと川崎優里奈さん(東京国際大学)
西原龍哉さん(浄土真宗本願寺派天真寺の副住職)
そして鶴見和雄さん(「動く→動かす」の運営委員会議長、プラン・ジャパン専務理事)


これは、2013年12月3日(火)に外務省で開かれた、NGO・外務省定期協議会の連携推進委員会という会議の中で行われました。この会議には、外務省職員、NGOスタッフなど、70名ほどの人々が参加。その中で10分ほどでしたが、報告&手渡しを行いました。

報告では、まずは鶴見議長より、2013年のスタンド・アップの全体的な報告が行われました。そのあとに西田さんと川崎さん、そして西原さんからそれぞれの活動報告が行われ、最後にMDGs達成とより良いポストMDGs策定に向けた日本政府の一層の努力をお願いし、写真にあるような手渡しとなりました。

東京国際大学の西田さんと川崎さんは、「興-kou-」という学生団体に所属し、大学内のいろいろなサークルや人々に働きかけ、その結果合計で500人以上がスタンド・アップに参加することができました。

今回の報告によれば、サークルを中心に回って参加を依頼し、世界の貧困問題についてより深く考えてもらえるように、自分の思いや世界の貧困に関するメッセージを書いてもらい写真を撮影したそうです。例えば手話サークルは、スマイルとオール・フォー・ワン、一人のためにというメッセージを書き、手話でアイ・ラブ・ユーを意味する手の形を作り、世界の人々へ愛を示して参加しました(下の写真左)。また音楽サークルのふたりは、エコキャップ活動をするという実際のアクションを書いて参加しました(下の写真右)。
      

西田さんは感想として、活動に参加したサークルや活動はさまざまですが、一人一人が世界の貧困問題解決のためにという強い思いを抱き、アクションを起こしていくということ、自分の思いを形にするということに、とても意義を感じた、と話していました。

今回スタンド・アップ参加が初めてという川崎さんは、世界の貧困に対して何かしたい思いがあっても、何をしたらいいのか分からないという学生にとって、スタンド・アップは大きな一歩になる活動だと感じたとのことでした。みんなに声をかけ、みんなの心が動いていくことに意義を感じ、それによって川崎さん自身の意志の再確認にもなり、日本政府の方々にぜひがんばってほしいと感じたそうです。

今後「興-kou-」では、より多くの人に世界の貧困の現状を知ってもらうため勉強会を実施し、それぞれが行動することを目指した活動にしていきたいと考えているそうです。

そしてその次には天真寺の西原さんが報告をしました。西原さんはお彼岸の法要でスタンド・アップをし、伝統的な地域コミュニティを巻き込む機会を作り、フォトコンテストで「ご当地賞」を受賞しました。
   

天真寺は、アーユス仏教国際協力ネットワークというNGOを通じて社会活動を行っており、東日本大震災復興支援の市や世界各地のフェアトレード商品の販売もしているそうです。そこには、お寺というものが地域や世界の人々とつながる場でありたいという願いがあるそうですが、その根底には、あらゆるものがかかわりあい支えあって存在し、すべてはつながっているという仏教の教えのひとつ「縁起」があるそうです。現代社会では不足しがちなこのつながりを取り戻すことに意義を感じ、それが社会活動につながっていると説明していました。

今回の天真寺でのスタンド・アップの参加者は、秋のお彼岸法要のお参りに参加した方々で、今回この活動を初めて知った方がほとんどだったそうです。しかし今回貧困の現実を知り、一緒に行動をしたことで、小さいながらも確かな一歩を踏み出せたと西原さんは感じているそうです。今後もお寺を拠点として、世界の現状を知るような機会を提供していきたいとのことでした。

最後には鶴見議長が外務省側の参加者に対して、スタンド・アップに参加した3万4879人(2006年から累計で22万人以上)の人々の思いを深く受け止めほしいこと、そしてMDGs達成に向けた支援を加速し、効果的に問題を解決していけるようなポストMDGsの策定に向け、日本政府のより一層の取り組みをお願いしたい旨述べ、写真のようにスタンド・アップ2013の報告書と「より良い世界をつくるためのスローガン」応募作品一覧を石原外務大臣政務官に手渡しました。

石原外務大臣政務官は多忙でこの手渡し直後に退席し、コメントはいただけませんでしたが、スタンド・アップ代表者3人と鶴見議長の話に大きくうなずきながら耳を傾けていました。

 

イベントピックアップ

今年も期間中にさまざまなイベントやスタンド・アップが実施されました。主なものをここでご紹介します。最後に★印のある説明文は、写真をクリックするとブログ(外部とあるものはそれぞれの団体のブログ)にジャンプします。

 

「ミレニアム開発目標(MDGs)」レビュー・サミット in 東京
  「ポスト2015 年開発枠組みに関する5か条の提言」を
阿部俊子・外務大臣政務官に手渡し
ニューヨークの国連総会で行われるMDGs特別イベントに先駆けて東京・日比谷で行われたこのイベントでは、5人のゲストスピーカーを招き、MDGs の現状と今後の課題について報告が行われました。そして、ポストMDGsをにらんで日本国内の課題との結びつきについても考え、議論を行いました。(9月11日)★

  外務省にて行われた阿部俊子外務大臣政務官とのMDGs/ポストMDGsに関する意見交換会にて、「動く→動かす」がネットワークを通じて多様なセクターに聞き取りを行って作成した「ポスト2015 年開発枠組みに関する5か条の提言」とその賛同団体リストを手渡し、意見も行いました。(9月18日)★

サンフレッチェ広島戦で4000人がスタンド・アップ!
  連合定期大会で2400人がスタンド・アップ!
サッカーJリーグのサンフレッチェ広島の試合前の国際協力イベントでスタンド・アップが行われました。写真に写っているご当地アイドルMMJ と一緒に、4000 人が参加しました。(9月21日)★外部

  日本労働組合総連合会(連合)第13回定期大会でもスタンド・アップが行われました。格差是正や安心して働ける社会を目指して、2400 人が立ち上がりました。(10月4日)

STAND UP TAKE ACTION 2013
ネットワーキングイベントを開催
  STAND UP TAKE ACTION 2013
ネットワーキングイベントを開催

東京・代官山のイベントスペースで、ネットワーキングイベント
「STAND UP TAKE ACTION~貧困のない社会に向けて一歩前へ!」を開催。国際的な人口・保健・ジェンダーやフェアトレードのことから、国内の貧困問題やNGOでの社会人ボランティア活動のことまで、6 人のゲストが活動を報告しました。(10月11日)★


 
  ゲストスピーカーの話を聞いた後は、ゲストと参加者、参加者同士が交流できる時間を設けました。約60 名の人々が参加し、ほとんどの人々が初対面にもかかわらず、会場のあちこちで話の輪ができ、それぞれの社会的関心やボランティア経験から雑談まで、打ち解けた様子で交流が行われていました。(10月11日)★

亀田選手も参加して外務省前でスタンド・アップ!
  日テレ・ベレーザの選手もスタンド・アップ!
外務省の前でもスタンド・アップが行われました。木原誠二外務大臣政務官、外務省職員、ボクシングの亀田興毅選手、フィリピンと日本の元結核患者や関係者も参加しました。(10月17 日)★外部

  女子サッカーなでしこリーグの日テレ・ベレーザの選手が、今年初めてスタンド・アップに参加です。練習試合の直前にKick Out Poverty と立ち上がりました。(10月17日)

「清水寺で世界を語る~ともに生きる国際協力」
  「清水寺で世界を語る~ともに生きる国際協力」
10月14日と19日の2日間、京都の清水寺にて、「清水寺で世界を語る~ともに生きる国際協力」というイベントが行われました。これは、京都を拠点に活動する8団体(NGO 3団体、中学校2校、高校、バレエ団、企業)と清水寺を「動く→動かす」がつなぎ、実現したものです。(10月14日)★

  経堂の中や周囲で、バレエの上演、トークライブ、ガーズルバンドの弾き語り、ライブ・アート、平和メッセージの呼びかけ、エコキャップ活動、NGOブース展示など、各団体の持ち味を生かしながら、参拝者に国際協力や身近でできる支援について紹介し、スタンド・アップも行いました。(10月19日)★

 
よこはま国際フェスタ2013とのコラボ   よこはま国際フェスタ2013とのコラボ
10月19日と20日の2日間、横浜NGO 連絡会の協力により、横浜で開催された「よこはま国際フェスタ」の会場中でスタンド・アップが実施されました。会場各所にスタンド・アップ ポイントが設けられ、貧困削減、MDGs 達成を求める人々の声を集めました。(10月19日)★

  しかし20日は朝からあいにくの激しい雨。スタンド・アップ2013 のフィナーレとなるこの日、若い人々に人気のダンスを通じて多く人々に呼びかけるべく、尚美ミュージックカレッジのダンスクルーによるステージを予定していましたが、残念ながら悪天候によりよこはま国際フェスタ自体が昼前に中止となってしまいました。(10月20日)★



スタンド・アップのフォトコンテストについてはこちらをご覧ください。

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